Multica Docs

AI コーディングツール比較

Multica が対応する AI コーディングツールと、モデル、MCP、セッション、スキルの違いを比較します。

Multica は、普段使っている AI コーディングツールの代わりになるものではありません。ランタイムがコンピューターにインストール済みでログイン済みのツールを呼び出し、実行の進捗と結果をタスクに書き戻します。

すでにいずれかのツールを使っている場合は、通常そのまま使い続けられます。ツールを選ぶときは、次の 4 点を確認してください。

  • コンピューターにすでにインストールされているか
  • アカウントでどのモデルを利用できるか
  • Multica から MCP を設定する必要があるか
  • チームでどのスキルを再利用したいか

インストール方法は AI コーディングツールをインストールするを参照してください。

対応ツール

ツール検出コマンドセッション再開Multica による MCP 管理スキルの注入先
Antigravityagy.agents/skills/
Claude Codeclaude.claude/skills/
CodeBuddycodebuddy.codebuddy/skills/
CodeArtscodearts.codeartsdoer/skills/
Codexcodex$CODEX_HOME/skills/
GitHub Copilot CLIcopilot.github/skills/
Cursor Agentcursor-agent.cursor/skills/
DeepSeek Harnessdsh.dsh/skills/
DevEco Codedeveco.deveco/skills/
Grokgrok.grok/skills/
Hermeshermes1 回の実行専用の HERMES_HOME/skills/
Kimi CLIkimi.kimi/skills/
Kiro CLIkiro-cli.kiro/skills/
MiniMax Codemcode.minimax/skills/
OpenClawopenclawskills/
OpenCodeopencode.opencode/skills/
Pipi.pi/skills/
Oh-My-Piomp.omp/skills/
Qoder CLIqodercli.qoder/skills/
Qoder CN CLIqoderclicn.qoder/skills/
Qwen Codeqwen.qwen/skills/
QwenPawqwenpaw1 回の実行専用のワークスペース skills/
Reasonixreasonix.reasonix/skills/
Trae CLItraecli.traecli/skills/
Dimdim

「Multica による MCP 管理」とは、エージェント設定に MCP server を入力し、Multica が実行前にその設定を対応ツールへ渡せることを意味します。そのツールにほかの MCP 設定方法がない、という意味ではありません。

モデルの取得元

エージェントを作成するとき、モデル一覧は対応するランタイムから取得されます。固定されたモデル名を提供するツールもあれば、ローカル設定、ログイン中のアカウント、サブスクリプションに応じて利用可能なモデルを返すツールもあります。

モデルを選択しない場合、Multica はそのツールのデフォルト設定を使用します。一覧が空の場合は、ランタイムがオンラインでツールにログイン済みであることを確認してから、モデル一覧を更新してください。

QwenPaw と MiniMax Code は例外です。Multica 側で選んだモデルを受け付けないため、選択欄は操作できず「ランタイムで管理」と表示されます。モデルは各ツール側の設定で選んでください。モデル一覧が空なのは正常であり、ランタイムがオフラインであることを示すものではありません。

DeepSeek Harness のモデルカタログはランタイム自身が提供します(dsh --profile multica --list-models)。モデル ID は provider/model 形式(例: deepseek-official/deepseek-chat)なので、一覧から完全な ID を選択してください。

ツールによってモデル名が異なることがあります。AI コーディングツールを変更すると、以前のモデル値は新しいツールで使えないため、選び直す必要があります。

セッション再開

表で ✓ が付いたツールは、後続の実行で既存のセッションを続行できます。ただし、元のセッションが残っており、そのセッションへアクセスできるランタイムで作業が実行される必要があります。MiniMax Code 0.1.2 は ACP でセッション読み込み機能を通知しないため、後続の実行では新しい MCode セッションを開始します。

Multica はツールから返されたセッション識別子を保存します。次に同じタスクで作業を続けるとき、ランタイムはそのセッションの再開を試みます。再開できない場合は、新しいセッションを作成して実行を続けます。Pi はローカルのセッションファイルパスを保存するため、元のコンピューターとファイルへの依存度が高くなります。

再試行とセッション再開のルールは、作業を参照してください。

MCP 設定

Antigravity、GitHub Copilot CLI、DevEco Code、Pi は、現時点ではエージェントの MCP 設定を読み取りません。そのため、これらのツールを選んだ場合、エージェント作成画面にこの項目は表示されません。

MCP server のコマンド、引数、環境変数は、エージェント設定の一部としてサーバーに保存されます。共有する必要がないローカルの認証情報を設定へ直接入力しないでください。

スキルの注入方法

実行を開始する前に、Multica はエージェントに紐づいたスキルを上表の場所へ書き込み、各ツールが標準の仕組みで検出できるようにします。

リポジトリにすでにあるスキルは上書きしません。同名のスキルがある場合、Multica は注入するコピーに別のディレクトリ名を使い、実行後には自分で作成したファイルだけを削除します。

Codex、Hermes、OpenClaw の動作は少し異なります。

  • Codex は実行ごとに専用の CODEX_HOME を使い、システム全体の Codex ディレクトリにはスキルを書き込みません。
  • Hermes は実行ごとに専用の HERMES_HOME を使います。既存のローカル設定は読み取れますが、紐づけたスキルとセッションデータは作業ごとに分離されます。この分離はエージェントにスキルが紐づいている場合だけ有効になり、スキルがない作業では既存の Hermes ホームディレクトリを使います。
  • OpenClaw は現在の作業の作業ディレクトリにある skills/ を使い、実行専用の設定でそのディレクトリをワークスペースとして指定します。

スキルの作成と紐づけについては、スキルを参照してください。

次のステップ